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こんにちは、ヨーロッパ43ヶ国を100日間で一周していたハッシーです。
ヨーロッパを周遊旅行するうえで、33ヶ国で使えるユーレイルパスはかなりお得なチケットです。
通常であれば、例えばヨーロッパ3ヶ国周遊ツアーだと30万円以上はかかります。
それがユーレイルパスを使うことで、半額以上お得にすることができるので私はこれを使いました。
ユーレイルパスには1等車(ファーストクラス)と2等車(セカンドクラス)があり、どのような違いがあるのか気になりますよね。
今回の記事では、ユーレイルパスの1等と2等の違いについて詳しく書いていきます。
特に旅行費をできる限り抑えたい方は、ユーレイルパスを使う方法はおすすめなので是非参考にしてみてください。
②ヨーロッパの周遊旅行をしたいと考えている人
③ユーレイルパスの購入の仕方について知りたい人
ユーレイルパスとそのメリットとは?
ユーレイルパスとは有効期間内であれば、指定された条件の国では列車が乗り放題となるお得なパスです。
ユーレイルパスはヨーロッパ在住以外の人は購入できます。
ヨーロッパを周遊する旅の場合には、ユーレイルパスを使うことで毎回チケットを購入するよりははるかにお得になります。
また毎回電車に乗る度にチケットを買う手間も省くことができます。
ユーレイルパスを購入すると、例えば登山列車や国際航路、ホテル、更にはツアーの割引など他にも様々な恩恵を受けられます。
ユーレイルパスの2つのタイプと対象年齢について
このユーレイルパスには大きく分けると2つのタイプがあります。
1つ目は連続で利用する連続使用タイプで、2つ目は期間内に自分の好きな日を選んで利用するフレキシータイプです。
【連続使用タイプ】
ユーレイルパスの利用を開始した日から有効期間中であれば、パスを毎日利用できるパスです。
連続使用タイプに向いている人は毎日のように列車を利用して、色々な街を周りたい!という方です。
フレキシータイプでは一定の有効期間の間に、その日数分を選択して使用するのに対して、連続使用タイプは使い始めた日から何日間(何ヶ月間)が有効期間になるというパスです。
【フレキシータイプ】
有効期間内であれば、乗車日数分を自由に選択して利用することができます。
例を挙げて説明すると、3ヶ月間有効で15日間のフレキシータイプの場合は、3ヶ月間の有効期間内の間に、希望の日を合計15日間選んで利用します。
フレキシータイプに向いている人は、一つの街に長めに滞在したい方や、日にちを選んで列車を利用したい方です。
【対象年齢】
①大人
②ユース(27歳以下)
③シニア(60歳以上)
④セイバー割引(2人以上で申し込む場合、別行動はできない。)
ユーレイルパスの料金については、
- 連続使用タイプ、フレキシータイプでどちらタイプを選ぶのか
- 次に期間はどれぐらいにするのか
- 年齢区分はどこに当てはまるのか
によって、料金が決まってくると考えると良いです。
分かりにくいと思うので表にまとめておきます。
【連続使用タイプの場合】
【フレキシータイプの場合】
ユーレイルパス1等2等の共通点
まずは1等と2等の共通点を挙げるとすると、治安はどちらも変わらないということです。
ヨーロッパの列車内では、特に危険なことはありませんが、荷物は常に目を離さないなど最低限の注意は必要です。
またヨーロッパはスリが多いことでも知られているので常に注意するように心がけてください。スリ対策についての記事はこちらから読むことができます。
また1等に乗っても、2等に乗ってもヨーロッパの風景を満喫しながら、鉄道旅を楽しめます。
ユーレイルパス1等2等の大きな違いは?
①スペースの広さの違い
1等と2等の一番の大きな違いは座席の配列が異なることです。
2等は横並びで2+2で4列の配置なのに対して、1等は1+2で3列の配置となっていてスペースの広い造りとなっています。
日本でいうと、1等は飛行機のビジネスクラスやグリーン車に相当します。
スペース・足元は2等よりも広く、内装も豪華な造りで、ゆったりと快適な旅を楽しめます。
他の人とは向かい合った席にはならない一人掛けの座席があるのも1等の特徴です。
カップル旅においても、固定テーブルの付いている一人掛けの向かい合わせの席を確保することで、プライベートな空間となります。上の写真のような感じの座席です。
②サービス内容の違い
その他には電車の種類によっては食事が出るかどうかなどサービス内容も違います。
例えば、ユーロスターやAVEなどの高速列車では機内食のような感じで、食事やドリンクのサービスがあります。
予約料はかかりますが、食事代だと思えば安いです。
それに対して2等では何のサービスもないので、1等を買っていた方が恩恵を受けられます。値段も大した差はないので、私達は1等を買っていて良かったと感じました。
1等では、ラウンジが設置されている駅では待ち時間の間にラウンジを無料で利用することができ、Wi-Fiも無料です。
ただラウンジを使える条件は、その日に列車を予約していることです。
2等ではラウンジは使えないので、これも2等とは大きな差だと感じます。ラウンジでは軽食やドリンクのサービスも楽しむことができます。
③混み具合の違い
1等では比較的席が空いている場合が多いのですが2等では、週末は混んでいる時もあります。
ゆったりと座りたい場合は1等の方が良いと思います。
1等のパスを持っていれば、1等でも2等でも空いている座席に座れますが、2等のパスの場合は座れる座席は2等に限られます。
ユーレイルパス購入とその後の流れについて
①手元にユーレイルパスが届く
ユーレイルパスを購入したら、注文した住所にユーレイルパスが届きます。
届いたらまずは、名前は間違いないかを確認しましょう!
もし、パスポートの名前とユーレイルパスの名前が違うとユーレイルパスを使うことはできないので注意してください。
②バリエーションの手続きをする
ユーレイルパスは利用を開始する前に、「バリデーション」(パスを有効にするための手続き)をしないといけません。
バリデーションの手続きは、列車内ではできません。使用を開始する前に駅の窓口でユーレイルパスをパスポートとともに、提示してください。
もしバリデーションの手続きをしないまま乗車してしまうと罰金を科せられる場合もあります。
このバリデーションの手続きは日本で(有料)ですることもできます。
しかし、現地での手続きは無料でできるので現地ですることをおすすめします。
ユーレイルパスはバリデーション前であれば払い戻しはできます。(手数料は必要)
バリデーションした後はどんな理由にでも払い戻しはされないので注意してください。
この写真のように①利用開始日 ②利用終了日 ③パスポート番号 ④バリデーションスタンプを駅の窓口の係員が記入します。
③ユーレイルパスを使う
パスは発券してから6ヶ月以内に利用開始する必要があります。
ユーレイルパスは国鉄では利用できますが、メトロでは利用できない点は注意してください。
列車に乗ると車内でチケットのチェックがあるので、車掌が来たらすぐにユーレイルパスを出せるようにしておきましょう!
ユーレイルパスの3つの注意点
※①【重要】別途予約が必要な場合あり
ユーレイルパスには、普通乗車券はもちろんですが、EC(ユーロシティ)やIC(インターシティ)などに乗車する場合の料金は含まれています。
ただし、座席の指定料金が含まれているわけではないので全席指定性の列車に乗る場合には、予約料金は別途かかります。
EC(ユーロシティ)やIC(インターシティ)は任意予約制なので、もし事前に座席を指定したい場合には別途予約料は必要になります。
また寝台料金は含まれていないので、寝台列車に乗る場合も予約料が必要となります。
予約は駅の窓口などででき、料金は安くて3ユーロくらい、高くても数十ユーロほどです。ユーロスターはヨーロッパでも一番良い列車なので予約料は37ユーロほどでした。
予約料は別途かかると言っても、ユーレイルパスを持っていると割引価格が適用されるのでそこまで高いというわけではありません。
②ユーレイルパスの日数のカウントに注意
日本では、ほとんどなくなってしまった夜行列車ですがユーレイルパスには夜行列車向けの特別なルールがあります。
どのようなルールかというと、19時以降の夜行列車に乗った場合は出発日と到着日で2日分とカウントされるところを、2019年から出発日のみのカウントとなりました。
いずれにせよ、ユーレイルパスの期限はしっかりと守って有効活用していきましょう!
③罰金の可能性あり!トラベルダイアリーに注意
ユーレイルパスを使って乗車する場合は、トラベルダイアリーと言って行き先と目的地を毎回記入する必要があります。
もし、これを記入せずに乗車していると罰金となる場合もあるので注意してください。
車掌の方も毎回チェックをして右端の欄にサインしています。
これだけは入れておきたい超便利なアプリ!
ユーレイルパスを使用する上で欠かせないすごく便利なアプリがあるので、最後に紹介しておきますね。
レイルプランナーというアプリがあるのですが、このアプリではヨーロッパの列車の時刻表をオフラインでも検索することができます。
日本だと、乗換案内というアプリがありますが、このアプリを使うにはインターネットに接続した状態でないと調べられません。
それが、ユーレイルプランナーではネットに接続しなくても使えるという画期的なアプリです。
行き先と目的地を入力して検索すれば、タイムテーブルが表示されます。
私達は列車の時刻表を調べるのに毎回このアプリにはお世話になっていました。
まとめとして
ユーレイルパスの1等2等の違いや使い方について詳しく説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もう一度最後に、1等と2等の大きな違いをまとめてみます。
- 座席の広さは1等の方が広い
- サービス内容で1等は食事が出たり、ラウンジを使えることもある。
- 混み具合の違いで1等の方がゆったりとしている
ヨーロッパでユーレイルパスを使うなら、あまり料金には大きな差はないので1等を使うことをおすすめします。
ユーレイルパスを使いこなせば、ヨーロッパ33ヶ国どこにでも行くことができます。
それでは、ユーレイルパスを使ってヨーロッパの旅を満喫してください。
この記事を読んでも不明な点があれば、気軽にお問い合わせください。
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