徳島県といえば、どのようなイメージを持っていますか?
なかなか何があるのかイメージが湧かない人が多いかもしれません。
私は香川県出身で四国は香川のことしかあまり知りませんでした。
しかし徳島県を色々回ってみて様々な魅力があることに気づきました。
徳島県への訪問を考えている人にとって是非参考になれば幸いです。
徳島県ってどんなところ?
自然が多く残っていて、約400年の歴史を持つ阿波踊りは全国的に有名な祭りです。
空港の名前も徳島阿波おどり空港という名前がつけられているほどです。
阿波踊りは夏の終わりを告げる徳島で、多くの観光客、今では世界的にも有名な大イベントとなっています。
また徳島と聞くと吉野川をイメージする方が多いですが、那賀川という川もあります。
その川は一緒に行った方も言っていたのですが、今まででも一番きれいな川でした。それがこちらの写真です。
気になって調べてみると最も良好な水質として清流四国一に選ばれている川でした。
阿波踊りだけではなく、ドライブなどで是非見てほしい絶景が那賀川であると言えます。
他にも徳島にはオススメの観光地があり紹介していきます。
徳島のオススメ観光地10選
【祖谷渓谷】
祖谷渓谷は白川郷、椎葉村とともに日本三大秘境のひとつに選ばれています。V字型の深い渓谷を見ることができ、大変壮観でした。
平家の隠れ家として有名ですが、山奥の秘境に面しており雄大な自然環境をいまでも残している場所、
また下には祖谷川も流れており、下をみると吸い込まれそうな感じがするほどの素晴らしい絶景です。
一度は行ってみたい日本の絶景の本にも掲載されていて非常にオススメの場所です。
祖谷渓谷の名物である祖谷そばを食べる場所や近くに温泉などもあって見所満載の場所でした。
また地元の子供が度胸試しをしたという逸話をもとに小便小僧が立っています。紅葉も綺麗で四季折々の自然をいっぱい満喫できる場所です。
【かずら橋】
かずら橋という吊橋があり、日本三奇橋の一つ、世界の吊橋トップ10に選ばれています。
かずら橋は一度は渡ってみる価値が十分にあります。
渡る時はギシギシと音がなり、足場も10cm以上空いているので非常に怖いですが、自然を満喫できるおすすめの観光地です。
橋は3年ごとにかけ替えられているので、安心して渡ってみてください。
見渡すと、エメラルドグリーン色の祖谷川が流れていて、秋には谷底から峰まで全山紅葉するので絶景を垣間見ることができスリル満点です。
祖谷のかずら橋の所在地などはこちらが参考になります。
http://www.jalan.net/kankou/spt_36488ae2180022553/
【大塚国際美術館】
徳島県鳴門市にある世界の名画を陶板画で再現した美術館です。
世界25ヶ国190余りの美術館が所蔵する西洋名画1000点が原寸大で集結していています。世界最大の旅行口コミサイトでは「行ってよかった美術館」ランキングで1位に選ばれたことがあります。
美術館は何と全長4キロあり、日本最大級の常設展示スペースを誇っています。
イベントなども開催されていて一日中時間を費やすことのできるスポットです。
日本で一番入場料が高い美術館で、3150円かかりますが、「行ってみて良かった」と言う声が圧倒的に多いです。展示規模を考えるととても安い入館料という声もあり、ほんとに1日かけてゆっくり見ていきたい場所です。
レストラン、カフェも階ごとにあり、休憩しながらじっくり過ごすことができます。またモネの池を模した池があって、そこを眺めながらできる食事など、絵の鑑賞以外にも様々な工夫が凝らされています。
実際に海外まで行かなくても世界中の有名絵画を間近で原寸大で見れて、写真も許可されている誰でも楽しめる美術館!
レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」、ゴッホ「ひまわり」、ピカソ「ゲルニカ」、ムンク「叫び」など超有名美術品が一度に味わえ、しかもロープなしの至近距離で鑑賞できるという素晴らしさです!
大塚国際美術館の所在地などはこちらが参考になります。
http://www.jalan.net/kankou/spt_36202cc3300034158/
【鳴門渦潮】
鳴門の渦潮の大きさは世界最大規模とも言われていて、世界三大潮流にも選ばれているほど!
春と秋の大潮時に最大となり、何と・・・ 直径約20メートルもあります。
月の引力や地球の自転によって起きる潮の満ち引きが原因で生まれるのがこの渦潮です。
一日に2回ほどしか見られないと言われていて、大潮の満潮の時間を狙うのが良いとされています。
鳴門の渦潮を観察する方法としては、本州四国連絡橋の大鳴門橋の橋桁スペースを利用した「渦の道」やうずしお観潮船、鳴門観光汽船などがオススメです!
「渦の道」には途中にガラス床が貼ってあり、渦を真上から見ることができます。また観光汽船や観潮船を利用すれば、間近で感じる渦の迫力を楽しむこともできます。
こちらの潮見表を参考にしてみてください。潮見表を必ずチェックしてから行くようにしましょう!
http://www.uzusio.com/siomi/
そして鳴門海峡の渦潮は世界遺産登録に目指しても動き始めています。フェリーから間近で見る渦潮には本当に自然の迫力に圧倒されます!
【大歩危・小歩危】
大歩危・小歩危は(おおぼけ・こぼけ)という読み方をします。
漢字の意味から大股で歩くと危ない、小股で歩いても危ないという意味が込められています。
大歩危・小歩危は四国山地を横切る吉野川の激流によって生み出された約8kmにわたる溪谷で、大理石の彫刻がそそりたっているかのような美しい景観を誇っています。数億年の時をかけて創られたということを知って自然の雄大さを感じることができました。
春は桜・秋は一面の紅葉が清流に色をそえ、スリル満点の舟下りが楽しめ非常にオススメです。
行くのは大変ですが、それだけ見る価値ありの絶景が広がります。
日本一の激流とも呼ばれている大歩危・小歩危では「大歩危峡舟くだり」や「ラフティング」などのアクティビティが楽しめます。また近くに温泉もあり、癒しの時間になること間違いなしです!
トロッコ列車も走っていて車窓からの眺めを楽しむことができます。
【剣山】
剣山は標高1995mの高さを誇る西日本第二の山です。山頂は高原のようで多くの花も咲いていて、絶景の景色を楽しむことができます。
この剣山は、日本百名山の中でも最も簡単に登れる山と言われています。リフトを利用すると最短40分ほどで、頂上に辿り着きます。
この場所はイスラエル大使がわざわざこの地を訪れるほど、価値のある場所で実際に自分の目で感じてみてください。
【眉山】
どの方向から見ても、眉の形をしていることから眉の山、眉山(ひざん)と呼ばれていて、徳島市のシンボルとなっています。
四国で一番の夜景スポットとなっていて、山頂までは歩いてもロープウェイでもドライブでも行くことが可能です。
徳島駅前から真っ直ぐの駅前通りを進むとある阿波踊り会館がロープウェイの起点となっています。ロープウェイだと5分ほどで山頂まで気軽に行けるので是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
非常に分かりやすくて便利な場所なので、徳島初訪の際には必ず訪れてほしい場所の一つです。
雄大な吉野川の下流や鳴門海峡まで、優美な地形が見渡すことができます。それだけでなく天気の良い日には淡路島・紀伊半島まで一望でき、大阪湾なども見渡せるほどのスケールの大きさです。
また「さだまさし」の原作の本でも有名で映画のタイトルにもなっています。それだけでなく、永遠の愛を誓って南京錠をかける恋人たちのためのスポットもあります。
徳島県の定番の観光地ですが、全国の夜景スポットにはなぜ紹介されないのかというぐらい本当に素晴らしい場所です。
【阿波踊り会館】
世界的にも有名な阿波踊りが、年間を通して楽しむことのできる施設です。
毎日いつでも年中阿波踊りを見れるのが、すごく良いです。
JR徳島駅から徒歩10分とアクセスも抜群! 館内には、衣装・鳴り物など実物の展示など阿波おどりの歴史を楽しく学べるミニ博物館や年中踊りの実演が見られる250人収容の「阿波おどりホール」があります。
さらに先ほどおすすめした眉山への最も身近な登山口である「眉山ロープウエイ」の山麓駅もあります。
阿波踊り会館では必ず阿波踊りを体験する時間もあるので、是非踊ってみてください。
【いのたに】
徳島県のオススメと言えば徳島ラーメンです。
「いのたに」というお店が徳島ラーメン発祥の地と言われています。
Wikipediaにも徳島ラーメンについての詳細が掲載されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B3%B6%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3
実際に店内に入ってみると、有名人の色紙がたくさん貼られています。
スープは茶色で濃い目のしょうゆ味でしたが、意外にあっさりとしていました。
「いのたに」が新横浜ラーメン博物館に出品したのがきっかけで徳島ラーメンが全国で知られるようになったと言われています。
徳島県にはこんなに有名なラーメンがあったのです。
徳島に来た際は、徳島ラーメンのブレイクのきっかけとなった名店で是非食べて欲しいです。
【うだつの町並み】
うだつの町並みは、阿波特産の藍で栄えた商人の町で、江戸時代以降の民家が多く残っています。
うだつの町並みは全国の商人発祥の地に残っていますが、その中でも美馬市のうだつの町並みは規模が大きくて、タイムスリップ感があります。脇坂の城下町として、阿波名産、藍の集散地として江戸から明治にかけて発展した町並みです。
彼らは家の勢いを誇って南町通りに「うだつ」のある商家を建て、町並みを造ったと言われています。
*うだつ→隣家との境に造った防火壁で、これを作るには巨額の費用がかかる為、いつしか富や出世の象徴となった。
因みに「うだつがあがらない」という言葉はここから来ています。
一番古い建物は1707年の棟札をもっています。失われつつある古き良き日本の町並みが色濃く残る道を歩くのは非常にオススメです。
昔ながらの風景を味わいたい人は是非ここに行きましょう!買い物や食べ歩きができ古い家を改装したカフェなどもあります。
徳島のお菓子
鳴門市で栽培されているさつまいもから作られるスイートポテトが有名です。
地域独自で中身が黄金色で、普通のサツマイモよりかも甘みが強いのが特徴的です。
また栗のような食感がありそのまま蒸して食べてもお菓子にしても美味しいので人気となっています。
これも徳島の温暖で雨が少ない、海のミネラルを含んだ砂地で栽培されていることが要因です。
あまりにも美味しくてビックリするので是非一度召し上がって欲しいです。
まとめとして
いかがでしたでしょうか?行きたくなりましたか?
徳島県は魅力度ランキングでは全国でも下位で四国では最下位という位置づけです。
しかし決してそうではない魅力がたくさんあると行ってみて気づきました。
徳島県には自然が素晴らしいだけでなく、芸術や祭やグルメもたくさん楽しめます。
是非徳島を訪問して、魅力を体感してみて下さい。
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