私はこれでスリ被害を防ぎました!ヨーロッパのスリの手口と15個の対策

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今回はヨーロッパでのスリ対策について紹介していきます。

※この記事は鍵・金庫のスペシャリストである玉置様に監修していただいています。

玉置様は、鍵・金庫のスペシャリスト/防犯アドバイザーとして活動していて、多くのTV番組等にも出演実績があります。

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■玉置恭一Twitter  https://twitter.com/tamakyo1

■玉置恭一TV出演実績  テレビ東京系列「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」他

 
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海外のスリ被害は軽犯罪の部類に該当しますが、お金やクレジットカードやパスポートなど大事なものを失うと精神的なダメージは大きくなってしまいます。
 
私達は3ヶ月間のヨーロッパ一周旅行を開始してから1週間も立たないうちにスリの被害に遭遇しました。
 
しかしその後はスリ対策を徹底して、一度もすられていません。
 
因みにオーストラリアで2年間ワーホリをしていましたが、スリのことは気にしたことはありませんでした。しかしヨーロッパは本当にスリが多いので気をつけなければなりません。
 
それでは今回の記事では、私達がどのようにスリ対策をしたのか書いていきます。
もしヨーロッパに行く予定があれば、参考にしてみてください。
 
こんな人におすすめの記事です!
・これからヨーロッパ旅行に行く予定のある人
 
・ヨーロッパでスリ対策を徹底したい人
 
・ヨーロッパの治安について気になる人

まず気になる全体的なヨーロッパの治安は?

全体的なヨーロッパの治安は、スリや置き引きなどの軽犯罪は多いですが、治安はそこまで悪くはありません。
 
外務省の海外安全情報のホームページではヨーロッパの危険レベルはゼロとなっています。
 
ただし、観光客を狙った軽犯罪は多発しているので注意する必要があります。
 
ヨーロッパでは、例えば過去にパリ同時多発テロやバルセロナやドイツでのテロ、ロンドンでのテロ、更にベルギーでのテロなど多くの事件が発生しています。
 
テロはどこでも起こりうるということは意識して、安全に旅行を楽しみたいものです。

そもそも何でヨーロッパはスリが多いの?

 
ヨーロッパはスリがかなり多いです。
 
そもそもなぜヨーロッパはこんなにスリが多いのでしょうか?
 
特にイタリアにはスリのプロがいると言われています。またスペインのバルセロナは、世界一スリが多い都市だとも言われています。
 
フランスのパリの駅の構内では、日本語で「スリに注意してください。」というアナウンスも流れるほどです。
 
ただし、このスリをやっている人はイタリア人やスペイン人やフランス人ではありません。
 
東欧などの移民でやってきた人たちがスリをやっています。
 
移民でやってきた人達はスリをすることで生計を立てているので、それが仕事のようなものです。
 
これで生計を立てないといけないのでスリをする人は必死です。
 
しかも未成年の人達がスリをやっているので、警察に捕まってもすぐに釈放されてしまいます。親が子供にスリの仕方を教えるのだそうです。
 
日本人観光客は特に狙われやすい傾向にあるので、注意しないといけません。

ヨーロッパのスリの主な5つの手口

ヨーロッパには色々なスリの手口があります。ここでは、代表的な主な5つの手口について紹介していきます。

・グループ型のスリ

 
ある一人が道や時間を聞くために話しかけてきます。
 
そして気がそっちに向いている間に、別の人が貴重品を盗むというスリの手口があります。
 
想像してみてください。ある人に話しかけられると気がそっちに向いてしまいがちですよね。
 
その間の隙をついてスリ集団は狙ってきます。なので一人に話しかけられても、横から他に怪しい人がいないか360度警戒しないといけません。

・劇場型のスリ

 
例えば警察官のフリをして、パスポートや財布を出させます。そしてそのまま抜き取るという劇場型の手口のスリです。
 
服装も警察官の装いをしていて、麻薬操作などを名目として話しかけてきます。
 
もしこのような場面に遭遇した場合は、言葉が分からないふりをして、相手にしないのが一番です。
 
通常であれば、警察官が道で声をかけてきてパスポートや財布などを出させるということはありえません。
 
これは明らかに詐欺なので、引っかからないように足早にその場を立ち去るようにしましょう!

・署名、募金活動のスリ

 
ある一人にまず「署名をしてください」と話しかけられます。
 
そして署名をしているうちに、一番右の欄に募金金額があることに気が付きます。
 
そしてみんな募金してるんだからあなたも募金しろと財布を出させ、その間に貴重品を盗むというスリの手口です。
 
もしこのような状況に側面した場合には絶対に署名してはいけません。時計を見ながら急いでいる素振りをして足早に立ち去りましょう。

・ケチャップスリ

道を歩いているとケチャップが飛んできて、犯行者が「服やかばんが汚れているよ」と親切そうに教えてくれます。
 
そして服やカバンを綺麗にしているうちに、荷物を盗むというスリの手口です。
 
このパターンはケチャップのみではなく、マヨネーズやアイスクリームをつけられることもあります。
 
またスペインのグエル公園では、鳥のふんと言って、緑色のタバスコをかけられたりすることもあります。
 
いずれにしても汚れを気にしている間にやられてしまうので、足早にその場を立ち去るようにしてください。

・混雑スリ

 
電車やバスの混雑している状況を狙って、気づかれないうちにポケットなどから財布や携帯を盗むというスリの手口です。
 
特に混雑している時は本当に要注意です。
犯行者は気づかれないうちに貴重品を盗み、気がついたらもう電車やバスの車内の中にはいません。
 
ポケットの中には絶対に貴重品を入れてはいけません。気がついたら、あっという間に抜き取られてしまいます。

私達が遭ったスリによる被害

私達はヨーロッパに来てから一週間も経たないうちにスリの被害に遭いました。
 
場所はドイツのベルリンの壁の前のところでした。
 
 
現場がベルリンの壁の前ということで、私達もヨーロッパに来てからいきなり大きな壁が立ち向かえていました。
 
まず一人が「Can you speak English?」と話をしながら近づいてきました。
そして私達は「Yes」と答えてしまい、署名活動をしているから名前を記入してほしいと言われました。
 
その名前を記入している際に、気がついたら集団に囲まれていました。
 
集団のスリに、現金がどこにあるのかも把握されてしまい少額ではありましたが、盗まれてしまいました。
 
一人に話しかけられたら、その周囲にも注意する必要があります。また話しかけられたら、とにかく無視してその場を足早に立ち去りましょう。
 
日本人は大きな声で「No」と言えなくて狙われる傾向にあるようなので、気をつけてください。
 
今回の件でヨーロッパはスリが多いということを改めて実感しました。
 
小額ですが盗まれてしまった現金は勉強代だったと思って、気持ちを切り替えてヨーロッパ一周の旅を続けています。

スリ対策に有効な15個のこと

私達が考えたスリ対策に有効な15個のことを書いていきます。全ては難しいかもしれませんが、少しでも対策をすればスリは怖くありません。

是非参考にしていただけると幸いです。

1.貴重品は必ず前に持つ!

貴重品は必ずウェストポーチで前に抱えて持つようにしてください
 
後ろに抱えながら持つのは大変危険で、ひったくりに遭う可能性も大きくなってしまいます。

2.なるべく荷物を持ち歩かない!

外出する際には、できる限り荷物を持ち歩かないようにしましょう。
 
宿泊しているところに荷物を預け、必要最低限のものだけを持って出歩くようにしてください。
 
荷物を持っていないだけでも、スリに遭う確率をかなり下げることができます。
 
不必要なものは、ホテルに置いていくようにしましょう!

3.南京錠を使用する!

 
バックパックを背負って歩く場合もチャックに南京錠をかけておいたほうが安心です。
 
南京錠をかけていると、この人はスリ対策をしているんだなと思われ、ターゲットにはされにくくなります。
 
100均の南京錠は壊れやすいので、あまり使用しないほうが良いです。
 
私達も100均の南京錠を使用しましたが、数週間で壊れてしまいました。
 
南京錠はしっかりとしたものを買うようにしましょう。
 

4.ウェストポーチはパックセーフのチャックがおすすめ!

↑パックセーフのチャックの商品はロックをかけられます。

 
ウェストポーチは普通のチャックの商品ではなく、パックセーフのチャックの商品がおすすめです。

 
パックセーフのチャックの商品の場合は、
 
・カバンからチャックを簡単には開けられない(ナイフで切られても大丈夫)
 
・カバンを前にかければ、常に視界に入る
 
・簡単に貴重品を取り出せない
 
・内側のポケットにスキミング防止の機能がついている
 
・内ポケットがたくさんついている
 
・肩掛けの部分を外せて、何かに括り付けてロックをかけることもできる
 
など盗難に遭う確率は限りなくゼロに近くすることができます。
 
これだけの機能があるので普通ののウェストポーチではなく、パックセーフのチャックの商品がおすすめです。

5.現金は分散させる

海外で現金を大量に持ち歩くのは危険です。現金は必ず分散させて、持つようにしてください。
 
一つの場所に貴重品をまとめておくと、万が一のことがあった時に取り返しがつかなくなってしまいます。
 

6.ダミーの財布を用意する!

もし強盗に狙われそうになった時には、ダミーの財布を渡せるように準備しておくと良いです。
 
本当にやばそうになったときには、ダミーの財布をポケットから出して渡せるようにしましょう。

7.カードはスキミング防止のものに入れる!

最近では、クレジットカードのスキミングの被害も数多く報告されています。

スキミングを防止するカードケースかカバンに入れるようにしてください。

最近では、スキミング防止のための商品も人気なので是非チェックしてみてください。

8.話しかけられても徹底的に無視する!

ヨーロッパでは知らない人に話しかけられても残念ではありますが、徹底的に無視した方が良いです。
 
本当に色々な手口のスリがあるので、知らない人は信用しない方が無難です。
 
何か話しかけられても足早に立ち去ってその場を逃れましょう。
 

9.緩急をつけて歩く

道を歩く時はたまに早歩きをするなどして、緩急をつけて歩くようにしてみてください。
 
また高価なものも身に着けないようにしたほうが良いです。
 
そうすることで、スリのターゲットにされにくくなります。
 
この人は少しでも怪しそうだなと感じたら、早歩きをしましょう。

10.地下鉄はなるべく利用しない!

 
ヨーロッパでは改札口がないところがほとんどです。
 
つまり、誰でもタダで乗車しようと思えば電車に乗ることができてしまいます。
 
特に地下鉄では、スリの仕事場と言われるぐらいスリが多いです。
 
私達もヨーロッパでは地下鉄はほとんど利用しませんでした。
被害に合う確率を下げるためにも地下鉄は利用しないようにしてください。

11.夜中は出歩かない!

治安の良くない地域では夜中は出歩かないようにしましょう。
 
昼間は大丈夫なところでも夜は一気に雰囲気が変わるところもあるので気をつけてください。

12.治安の悪い場所を事前にリサーチしておく!

治安の良くない場所は事前に調べておきましょう。
 
ここの地区は危ないから、ここの道は通らないようにするという風にしていくのも十分な対策となります。
 
また路地はできるだけ通らずに、観光客・人通りが多いところを歩くようにしてください。

13.サングラスをつける!

サングラスをつけて歩くのも有効ではあります。
 
サングラスをつけると、その人の視線や表情を読み取られにくくなります。

14.ガイドブックや地図を見ながら歩かない!

海外で道を歩く時に、ガイドブックや地図を見ながら歩くのは危険です。
 
こちらからスキを見せてしまうとプロのスリ集団は見逃しません。
 
できる限り観光客だと分からないようにする必要があります。

15.内ポケットを活用する

貴重品はズボンのポケットには入れないようにしてください。
 
日本ではズボンに財布を入れても盗まれることはないですが、ヨーロッパではそうはいきません。
 
もし貴重品をポケットに入れる場合には、外側ではなく内ポケットを利用するようにしてください!
 
 
私の場合は、ヨーロッパは冬だったので、まずユニクロのジャケットのポケットに財布を入れていて、
 
 
更にその上からこのジャンバーを重ね着していました。
 
ユニクロのジャケットがこれで隠れます。
 
このように財布がどこにあるか分からないように対策していました。

万が一スリに遭ってしまった場合

もし万が一スリに遭ってしまった場合は次のように対応する必要があります。
 
しっかりと対策をしてスリに遭わないのが一番ですが、対応法だけは頭に入れておくと良いです。
 
【①置き引きや盗難にあってしまった場合】
 
・何をどこで盗まれたのかを冷静に把握する
 
・最寄りの警察署に行き、「盗難・紛失届証明」を発行してもらう
 
・関係諸機関に連絡し、パスポート・クレジットカードなど必要に応じて再発行の手続きをする
 
【②現金のみをなくしてしまった場合】
 
・現金のみの盗難は保険の対象外
 
・現金は複数の場所に保管するように対策をする
 
・万が一に備えて現金とクレジットカードは同じ場所に入れないようにする
 
【③クレジットカードをなくしてしまった場合】
 
・クレジットカードの発行会社に連絡し、すぐにカードの無効処置をしてもらう
 
・最寄りの警察署に行き、「盗難・紛失届証明」を発行してもらう
 
・帰国後に再発行の手続き、もしくはカード会社によっては現地で再発行できることもある

まとめとして

 
ヨーロッパはスリが多く、私達も被害に遭遇してしまったので注意しなければなりません。
 
特に日本人である私達はターゲットにされる可能性が高いです。
 
自分は大丈夫だろうという気の緩みから被害に遭遇してしまう可能性もあります。
 
ただヨーロッパで多いのはこのようなスリや置き引きなどの軽犯罪なので徹底的に対策すれば大丈夫です。
 
楽しいヨーロッパ旅行になるように、自分達ができる対策はしっかりと準備してから出発しましょう!
 

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香川県出身でオーストラリアに2年間ワーホリをしていたはっしーです! 趣味は主に旅行とお菓子作り。これからワーホリを考えている人やワーホリ中の人、国内旅行や海外旅行が好きな人に役立つ情報を発信していきます。 パートナーのりかとオーストラリアでワーホリをした後、ヨーロッパ一周をしました。一生のうちに100ヵ国行くことを目標にしています。