【タスマニアファーム情報】ホバートで車なしで5ヶ月間働いた体験談

今回はタスマニアでファームの仕事をした時の体験談・情報を書いていきたいと思います。

最初はタスマニアは車なしだと仕事探しは難しいという声を聞いていました。しかし私はタスマニアに来てほぼ5ヶ月間、車なしで生活していました。

タスマニアでファームの仕事をしたい人に向けて貴重な情報源となれば幸いです。

こんな人におすすめの記事です!
①ワーホリでタスマニアに行ってセカンドビザを取りたい人

②タスマニアでファームの仕事をしたい人

③タスマニアのファーム情報を手に入れたい人

まずタスマニアってどんな場所

タスマニアは、オーストラリアとニュージーランドの間に位置していて地図で示すとこちらの場所です。

オーストラリアで唯一島になっている州です。面積は北海道の約8割ぐらいの大きさで、北海道とほぼ同じ緯度に位置しています。

日本のように四季があり、冬季にはオーロラが観れることもあります。時差は日本と1時間ですが、サマータイムの時期は時差は2時間となります。

またタスマニアには手つかずの広大な自然が多く残っていて、世界遺産に登録されたタスマニア原生地域が島の20%を占めています。

タスマニアは世界各国からも人気を集めていて特にアジアからの移住者も増えています。

例えば魔女の宅急便の街並みでオシャレで感動したという声があったり、一度来てしまえば気に入ること間違いありません。

例えばタスマニアにはあの魔女の宅急便のモデルになったキキが働いたパン屋さんがあります。

タスマニアのロスという街にあるキキのパン屋さん

こちらの写真がキキのパン屋である「Ross Village Bakery」です。

他にも素敵な場所がタスマニアにはたくさんあります。

よく聞くタスマニアンドリームって一体何?

タスマニアンドリームといって、ワーホリで来ている人に人気の場所がタスマニアです。

有名なのがチェリーのピッキングジョブです。 なぜかというと1日にトップピッカーで$300以上稼ぐ人がいるからです。

しかし、歩合制で人にもよるので1日に$100も稼げない人もいます。 一般的には12月下旬から1月下旬がシーズンなので、約1か月で終わってしまいます。

1ヶ月で日本円で100万円以上稼ぐことができる人もいたと言われているので、タスマニアンドリームと呼ばれています。

確かに稼ぐことはできますが、シーズンが終わったらまた新たに仕事を探さないといけなくなります。

タスマニアといえば、チェリーピッキングは有名ですが実は他にも様々な種類の仕事があります。私はタスマニアに来てどのようにして仕事を得たのかこの後書いていきますね。

私がタスマニアを目指した理由

私がタスマニアを目指した理由は、

・お金がたくさん稼げるという噂を聞いていたから

・自然が素晴らしく、空気と水が世界一綺麗な場所とあり住んでみたかったから

・コスタという大手のファーム会社にアプライしにいく為

などが挙げられます。

まずはシドニー空港から、タスマニア北部のローンセストン空港に向かいました。

ローンセストン空港は本当に小さな空港でした。

ローンセストンに行った理由は、コスタという会社はタスマニアの北部に位置しているからです。

空港に着いたらタクシーでしか移動手段がなかったので、滞在予定のバッパーまではタクシーで向かいました。

そして滞在先からコスタのアプライ先の会社まで行くには車がないと厳しい感じでした。

そこでバッパーに中古の安い車が売っているというチラシが貼ってあったので翌日に見に行きました。

バッパーにはこのように、仕事情報や車に関するチラシなどが貼ってあります。バッパーに泊まったらよくチェックしてみてください。

安いオートマ車で1200ドルくらいのものがありました。

しかし色々考えた結果、今回は車を買うのを断念してコスタの仕事を諦めました。

そして、タスマニアの州都であるホバートにバスで移動することになりました。

ホバートで運良くすぐ仕事が見つかった!仕事取得方法

そしてホバートに移動して次の日に何とか仕事を得ようと二つの会社にアプライしに行きました。

まず一つ目はタッサルというタスマニアで有名なサーモンファクトリーです!

こちらはバスで行き、履歴書をポストに投函しに行きました。タッサルのアプライ方法はポストに直接履歴書投函という方法で何人か仕事をゲットしていました。

メールでアプライするのはダメだそうです。

しかしそこは結局連絡は来ませんでした・・・

同じ日に二つ目はV-macという派遣会社に行きました。ここはある人のブログでファーム斡旋の派遣会社であるということを知りました。

※【追記】現在は、派遣会社名はCORESTAFF(コアスタッフ)に変更されています。

ファーム斡旋会社のV-mac  ※現在は派遣会社名はCORESTAFF(コアスタッフ)に変更されています。

そして、できる限り早く仕事したいということをV-macの担当者に伝えると何と明日から働けると言われ、無事に仕事が決まったのです。その日に手続きを全て終えて翌日から働くことができました。

仕事を始めたのは1月11日からでした。その時期はタスマニアは夏でちょうどシーズンの時期でした。 ファームの仕事は来る時期を間違えると仕事がなかったりするので、タイミングがすごく大事だと感じます。

V-macという派遣会社では、人によって色々なファームに斡旋されるのですが、自分はほぼ同じ場所で働いていました。仕事内容はレタスの収穫作業です。

最初は腰が痛くなることもありましたが、慣れてしまえば誰でも簡単にできます。

一日の仕事の流れと仕事内容は?

一日の仕事の流れですが、まず仕事の始まる時間は季節によって日の出の時間帯によって変わってきます。

例えば、夏の時期の1月は5:45に仕事スタートでした。しかし冬が近づいてくるにつれて日の出の時間が遅くなってくるので7:00スタートが多くなってきました。 暗すぎると見えないからです。笑

ファームで働くと毎日朝日を見ることができてすごく綺麗です。

ある日のタスマニアのファームの朝日①

ある日のタスマニアのファームの朝日②

ある日のタスマニアのファームの朝日③

このように毎日違う空の景色でした。今回は7:00から仕事が始まることを仮定して、一日の流れを説明していきます。

6:50→集合

7:00→仕事開始(レタス収穫)

 

10:30頃→ランチタイム(日によって異なる)

13:00〜14:00頃→仕事終了

帰宅

という流れとなります。あくまでも目安の時間なので、日によって異なります。

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私が感じたV-macで働くメリット

①シーズンが長い

V-macはレタスの収穫を主に行っていますが、担当者から聞いた情報によると9月頃から忙しくなるようです。

特に夏のシーズンはたくさん仕事があり、5月頃になると急に仕事が減ってきて6月には週に1回しか働けなくなりました。毎年どれぐらい仕事があるかはイレギュラーで、特に冬は少なくなってきます。

とはいえ、9月から3月まで仕事は貰えることを考えると半年間はあります。

なので、チェリーのようにシーズンが終わったらわざわざ他のファームに移動するという手間はなくなります。

②給料が遅れることはない

V-macという会社は大手の会社で給料が遅れることはありません。

毎週水曜日にペイスリップも貰えます。また水曜日がパブリックホリデーでオフィスが閉まっている日がありました。

その場合は翌日の木曜日にきちんと支払ってくれます。事前にメールでこの日はパブリックホリデーだから次の日に支払うという内容の連絡も丁寧に来ました。

給料面など、その部分はしっかりしていると思います。

③家の前までピックアップしてくれる

車を持っていない人は、同じV-macで車を持っている人にピックアップしてくれます。

それも誰にピックアップしてもらうかはV-macの担当者の人が決めるので、自分からは頼む必要はありません。

仕事が翌日ある場合は、運転手から明日何時にピックアップするという旨の連絡が来ます。住んでいる場所は、バッパーでもシェアハウスでも問題ありません。

もし住所が変われば、変更の旨を伝えれば大丈夫です。

④アジア圏の友達が増える

同じファームで働く人は全てアジアの人でした。日本人は少なめで、ここで出会ったのは台湾・韓国・香港・中国の人です。

レタスをひたすら収穫する仕事だったのですが、みんなとトークしながら仕事をしても問題ありません。むしろ黙々と静かにこの仕事をする方が辛いと思います。

このタスマニアの大自然の中で、ファームの仕事をしながら友達もできるというのは一生の中でも貴重な経験となるはずです。

私が感じたV-macで働くデメリット

①ガッツリ貯金はできない

夏場はハイシーズンで仕事も多い方で貯金はできましたが、冬に近づくにつれて仕事が減ってきてしまいます。

冬場になると、特に6月〜8月は仕事が全然なくて3週間全く仕事がない人もいました。

仕事、休み、休み、休み、仕事のような感じでなかなか仕事に入ることができません。

タスマニアの自然を満喫しながら仕事をしたい人にとっては良い環境ですが、貯金をガッツリしたい人にとっては向いていないです。

②休みになることが多い

土日は休みなので週に5回働ければ、ベストですが夏場でも休みになることは多かったです。

自分が働いた期間に週にどれぐらい働けたのかを計算していました。★(1月11日から5月末まで )

週に5回働けた回数→合計3回

週に4回働けた回数→合計8回

週に3回働けた回数→合計4回

週に2回働けた回数→合計3回

自分が働いたのは1月〜6月頭の間でしたが、週に5回働けたのは3回だけで、毎日は仕事がありませんでした。それでも時給は高いので、節約していけば貯金は可能です。

③前日まで次の日仕事があるのか分からない

次の日が仕事あるのかどうかは毎日夕方までにSMSで連絡が来ます。

土日は休みなので、月曜日に仕事がある場合は日曜日にメッセージが来ます。

しかし、仕事がない場合は会社から連絡は来ません。なので明日仕事あるのかなあと不安になりながら生活しないといけないので、それがストレスに感じてしまうことがあります。

④ピックアップ代は安くない

ピックアップ代は、8ドルするので安い金額とは言えません。

他のファームでも働いたことがありますがその時は往復で5ドルでした。

一日で8ドルはしますが、車を買ってしまうと保険やメンテナンスなどにもお金がかかるのでそれを考えると車は買わない方が良いという見方もできます。

気をつけること、クビになるケース

一番気をつけないといけないことは、寝坊をしないことです。寝坊を一日でもするとクビになってしまう可能性が高いです。

寝坊や遅刻をしないのは当たり前のことですが、これさえ守っていればクビになることはありません。

実際に自分の周りでも寝坊をしてしまい、仕事を貰えなくなってしまった人がいました。

夏場だと朝の4時30までには起きていました。

朝早く起きるのは大変ですが、これだけは本当に気をつけましょう!!

いくらぐらい稼げたのか?

いくらぐらい稼げるのかは週にどれぐらい仕事に入れるかにもよります。

週に5回入ることができれば、結構稼げますがなかなか週に5回入るのは難しかったです。時給は$22.86で、一日に入る時間はだいたい平均で6時間ぐらいでした。休憩時間(ランチタイム)も給料は支払われます。

冬季シーズンになると仕事は更に減ってきてしまいます。私は1月から仕事を始めましたが、夏は忙しくて少しは稼げた方です。

週4回だったとしても時給は良いので、多少の貯金はできます。それでも1月から始めて、月に稼げた金額は日本円でも10万円ぐらいでした。

しかし、みんな良い人で環境は良く必ず良い経験になると思います。セカンドビザはもちろん取れますが、デイオフカウントはありませんでした。

必要だった持ち物

【日焼け止め】

日焼け止めは必須です。タスマニアは真夏でも25度前後でオーストラリアの中でも過ごしやすい気候です。

しかし、それでも日焼け止め対策は必須です。 理由は例えばシドニーだと1時間で日焼けが始まるのがタスマニアだと10分で日焼けが始まってしまうそうです。

紫外線はオーストラリアの中でも本当に強いので、対策をしていかないといけません。

【ファーム用の靴(safety boots)】

ファームではファーム用の靴も必ず必要です。特に雨が降った翌日は、土がぬかるんでいるので汚れやすいです。

ファーム用の靴に関しては、KmartやBigWなどで買うことができます。

【帽子】

夏場はタスマニアでも結構暑く日差しが強いので、帽子はあった方が良いです。日焼け対策の為にも着用しましょう!

できる限りツバの大きいタイプを選ぶことをおすすめします。

そちらの方が顔の側面なども日焼けから守ってくれます。

【ランチ】

ランチに関しては、ファームでは用意されていないので自分達で毎日用意していく必要があります。

電子レンジや冷蔵庫などはありました。V-macは大きな会社なのでたまに違うファームに行くように依頼されることもあり、電子レンジや冷蔵庫がない場所もありました。

【ファーム用の服】

ファーム用の服に関しては 蛍光色(オレンジ色もしくは黄色)の物が必要でした。

こちらのファームの仕事をする時は一番上に来ている服装が蛍光色のものである必要があるからです。

またズボンに関してはやはり農場で仕事をすると汚れやすいので、後で捨ててもいい物を用意することをおすすめします。

ホバートでの生活について

ホバートのサラマンカプレイスという場所の近くの風景

最後にホバートでの生活について書いていきます。

ホバートは、タスマニアの中でも州都でまだ栄えているので車がなくても問題なく生活できました。スーパーなども徒歩圏内です。

バッパーも多いですが、意外と高めなのでもっと安いシェアハウスに住んでいました。

しかし車があれば休日に色々な場所に出かけることが可能なのであるに越したことはないと感じます。どこか遠くへお出かけする時は、車を持っている人と仲良くなって連れて行ってくれました。

短期で住むなら無理に買う必要はありませんが、行動範囲は狭まってしまいます。

なぜなら電車も走ってなく、公共の交通機関はバスぐらいしかないからです。

まとめとして

以上がタスマニアでのファームの仕事の情報・体験談となります。

私は車がなくても運良くタスマニアで働けていましたが、タスマニアで長期で生活・仕事をするには車はあった方が良いとは思います。

車があれば仕事を得るチャンスも幅広くなることは確かです。

またV-macで仕事を得るには、9月〜11月は狙い目ではないかと思います。

理由はこの時期はちょうどチェリーなどの果物がタスマニアのシーズンで、みんなそっちに人が流れていくからです。

例えばチェリーや他の果物のシーズンは約1ヶ月〜2ヶ月足らずと短いですが、レタスだと野菜なので収穫時期は長いです。

なので、果物のシーズンが終わってまた一から仕事を探さなくてすみます。

今回の記事・情報が是非参考になれば幸いです。

他に何か詳しく聞きたいことがあれば気軽にコメントやお問い合わせをください。

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7 件のコメント

  • タスマニアで仕事を1月から出来るだけ早くセカンド取得をしたいのですが、おはなし聞かせていただきたいです。

  • すごく貴重な情報ありがとうございます!
    9月上旬からタスマニアで仕事探そうと思っていまして、vmacのサイト見るとタスマニアに4つほどvmacがあるんですけど、ホバート以外の場所も9月から忙しくなるんでしょうか??

    • いえいえ、役に立てれば嬉しいです。

      タスマニアは冬は仕事は少ないですが、9月からは徐々に忙しくなってくる感じです。私がいた時は、タスマニアの夏にあたる12月から2月が一番ピークで忙しかったです。

  • 12月からタスマニアにファームジョブに行くものです。車を持っていないので貴重な情報ありがとうございます。12月でも仕事はありそうな感じですか?

    • いえいえ、コメントありがとうございます。12月はタスマニアのハイシーズンになるので仕事はあるはずです。履歴書を用意して直接オフィスに行き、すぐに働きたいという旨をアピールしましょう。無事にタスマニアで働けることを願っています。

  • 初めまして!
    はっしーさんの記事を見てVMACに直アプライしに行きました!ありがとうございます。
    今、VMAC(名前変わってCORESTAFF)で仕事を斡旋してもらってるのですが、はっしーさんの仕事した日数を計算すると88日の基準を満たしていないと思ったのですが、それでも2nd visaはおりたってことでしょうか?
    それとレタスファームはHouston farmのことですか?

    • 初めまして!
      コメントありがとうございます。

      会社名変わったんですね。情報ありがとうございます。
      レタスファームはHouston farmのことです。

      自分は他のファーム(クイーンズランド州)でも23日間ぐらい働いていたので、合計して88日間以上となり基準を満たした感じでした。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    香川県出身でオーストラリアに2年間ワーホリをしていたはっしーです! 趣味は主に旅行とお菓子作り。これからワーホリを考えている人やワーホリ中の人、国内旅行や海外旅行が好きな人に役立つ情報を発信していきます。 パートナーのりかとオーストラリアでワーホリをした後、ヨーロッパ一周をしました。一生のうちに100ヵ国行くことを目標にしています。